住まいのリフォーム・リノベーションを夫婦で手掛ける
幸手市のリフォーム会社 菜の花すまい企画の川村孝一です。
来週には11月に入るというのに
日中はまだ暑さを感じる時がありますね。
今年の紅葉は少し遅いようですし。
さて今回は【瓦屋根の雨漏れ】という小話。
瓦屋根のお宅で「雨漏れが・・」というご相談を頂く場合、
もちろん雨漏れの原因を突き止めるのは、
皆さんが想像するより結構大変なんですよ。
(わかって下さいね)
でもいくつか想定できる原因があります。
瓦自体の割れや破損、ズレ
瓦の雨水の通り道の詰り(ゴミや枯葉、しっくいの破片などで)
しっくい自体の破損、劣化 などなど
でも結構見落とされがちなのが
「屋根の谷」と呼ばれる瓦と瓦の見切りの所に
銅で作られた雨の流れ道があります。
↑ このように瓦と瓦の合わせ目(直角に交差する所)に「谷」があります
その谷(銅板)の劣化で
谷の一部に穴が開き、そこから雨が入り、
屋根裏に入り込む・・というものです。
穴が開く原因は銅板の劣化(経年含む)です。
銅板は空気中の酸素や水分と反応して酸化し、
銅板を腐食から守るための緑青色の錆を形成します。
この緑青色の錆のおかげで銅板を長持ちさせることができます。
ただ瓦から谷に雨水の落ちる部分は
屋根上の砂ほこりが雨水と一緒に流れてきて、
その雨水が谷へ落ちる部分は摩耗により銅板の表面を侵食し
穴あきが発生します。
↑ 銅板の変色や穴あきが見られたら要注意です
ですので、谷の部分の確認はとても重要です。
皆さんが屋根に登っては危険ですので、
もし2階の窓やベランダから谷部分が見えるなら
一度確認するのも良いと思います。
目安は銅の変色(黒ずんでいる、雨の流れが見てわかるなど)
穴が開いているのは雨が入っている証拠なので、
開く前に処置をするのが最善です。
状態に拠りますが、
処置は穴を埋める方法ですが、
あまりに多い場合は谷の交換工事になりますので
手間もかかり大掛かりな工事になりますので
早め早めが肝心です。
ぜひご心配な場合は私どもにご相談下さい。
~良いご縁となりますように~
菜の花すまい企画 代表 川村 孝一
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