住まいのリフォーム・リノベーションを夫婦で手掛ける
幸手市のリフォーム会社 菜の花すまい企画の川村孝一です。
今日は今週完工したもう一つの現場のお話です。
H様との出会いは、私たちのOBのSさまからの紹介です。
11月初旬の朝、Sさまが突然お越しになり、
「隣のHさんが畳を交換したいんだって。相談にのってあげてくれる？」と。
↑ 事故に遭って以来2階に上がれず、ずっと物置となっていた和室
初めてH様にお会いする時はわざわざSさまもご一緒して下さりました。
「今回は2階の和室二間の畳を交換したいんです・・」とのこと。
ご主人もすでに亡くなっていて、今は70代で一人暮らし。
今年の春に他の業者さんに頼んで、お金まで払ったそうです。
だけどいつまで経ってもやってくれない。
↑ 押入れの扉も襖紙の無く下地もボロボロでした。これでは快適な寝室にならない！
H様、数年前に交通事故に遭ってから2階に上がれなくなってしまいましたが、
通院を続け今では階段も上れるまでに。
だから2階を片づけて、畳をきれいにして、
夏場は2階で窓を開けて休みたい・・という願い。
そんな想いがあり、お金まで取ったのに、
連絡してものらりくらりとかわされ仕事をしない同業者。
H様も諦めてしまったそうです。
その話を夫婦で伺って怒りを覚え、
そして私たちがやって差し上げようと。
気持ちよく2階に寝室を持ってこれるよう会話をしご提案しました。
↑ 雨戸の敷居も雨でやられてボロボロ 雨戸も閉められない
痛んでしまった押入れの扉を交換しましょう。
雨戸も閉められるように敷居を直しましょう。
皆で2階の部屋から外を覗くとH様が
「屋根も傷んでるわね。塗ってくれる？」と追加のご要望まで頂いて。
仕事をする前にお金全額取っておいて、仕事をしないなんて。
しかも独り身のお年寄りから。その同業者をここで公表したいくらい！
信じられません！！
「急がなくても大丈夫よ」と言って頂いたが、
せっかくのご要望。年内にキレイにして良いお年を迎えて頂きたくて、
先週から工事に入り、昨日めでたく畳も入り完工！
↑ 「部屋を明るくしたい」畳縁はオレンジ色に
↑ ボロボロだった扉も作り直して桜柄の襖紙を
H様には喜んで頂きました。
そして階段の手すり、照明、2階の床。
この先、手を付けなくても良いようにという私たちからの提案に、
一部の屋根塗装ではなく
家全体の塗装する方向で追加の見積り依頼を受けました。
なぜ全体塗装になったかは、また別の機会に記します。
「あなたたちを信用しているから・・」
この言葉ほどうれしい言葉はありません。
H様、ありがとうございます。
菜の花すまい企画 代表 川村 孝一
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