この家でもっと楽しく暮らす

埼玉県幸手市で夫婦で営む小さなリフォーム屋さん「菜の花すまい企画」。お客様との会話から出た”住まいのお悩み”や、暮らしの工夫・知恵などをご紹介。日々の生活の中で思うことも綴ります。

お母さん思いの息子さんのリフォーム

つい先日までほぼ毎日鼻がムズムズでしたけど、「俺は花粉症じゃない!」

と言い聞かせていた菜の花すまい企画の川村孝一です。

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昨年リフォーム工事をお世話になった自動車整備工場のお母さんから

ご紹介頂いたお客様、埼玉県加須市のO様邸。

GW明けの5月8日から工事着工ですが、それに先立って

昨日私達と大工で「墨出し」を行いました。

墨出しとは簡単に言えば、現況を綿密に計り、基礎や木材で組む

土台などの位置や高さを決める作業です。

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↑ フロアライン(床の高さ)を出しています。

 

O様。代々大工さんの家系で父親も大工。

でも息子さんはサラリーマン。

父親が若くして亡くなってからは、母親、息子のO様、妹さんの3人で

住んでいますが、今回、リフォームして母親を快適な場所で

生活させてあげたいという思いで私達に仕事のご依頼を下さいました。f:id:nanohana-sumai:20180425103603j:plain

↑ 黒い線見えますか?これが「墨出し」

 

築20年の2階建ての離れ家。

1階部分に約40畳ほどの車庫兼物置スペースがあり、そこを使って

玄関、LDK、和室、母親の寝室などを作るリフォームです。

今年の1月下旬に初めてお会いしてから約2カ月の間、

O様とお母様を交えてリフォームするきっかけや日常の住まい方。

こだわりたいこと、残したいモノ。

本当にいろいろ会話をさせて頂きました。

 

父親が亡くなってからはご苦労もたくさんあったようですが、

息子さんが「リフォームを・・」と考え始めた話を聞くと

お母さんは嬉しかったそうです。

いつもいつも私達にニコニコ笑顔で接してくれる優しいお母さんです。

日曜日の打合せの時は、保育園に預けられないので、お客様にお断りをした上で、

今年4歳になる娘を連れて行かざるおえない時でも、

「これ食べて・・」と娘にお菓子を下さったり、

帰りには「これ持っていきな・・」と気遣って下さります。

 

そんなO様親子には私達も色々ご提案させて頂きました。

もちろん、妻が描く「手描きパース」

外観やLDKの様子をわかりやすくお見せし、

少々予算はオーバーしましたがお任せ頂くことに。f:id:nanohana-sumai:20180425105619j:plain

↑ こんなLDKにリフォームします。

こんなにお母さん思いの息子さんからご依頼頂いたリフォームですから、

いつも以上に夫婦で気合が入ってます。

当社の大工もそれを聞いて

「どこかでお父さんの名残を入れてあげられればいいね」と

今から頭の中で構想を巡らせている様子。

 

O様からは工事の進捗などブログなどに掲載する許可を頂きましたので、

今後ここで報告します。

 

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http://nanohana-sumai.jp

 

                   菜の花すまい企画 代表 川村孝一