お客様に喜んで頂くためのリフォーム提案にこだわる
菜の花すまい企画の川村孝一です。
さて昨日の日本経済新聞に「相続法の改正」について報じていました。
超高齢化社会で且つ2025年問題が間近に迫っている中で、とても興味深く読みました。
読んでみてまず思ったのが、財産の配分のことではなく(これも大変重要で深刻な問題なのでしょうが)、「親から子供に引き継がれるモノやコトって何だろうと?」ということでした。
私は何を引き継いで行くべきなのか?
親は何を引き継いで欲しいと思っているのか?
私が親に父に教わったこと。思い返すと・・
社会人になってから寿司屋で接待する時の知識。
冠婚葬祭時のお祝いや香典の包み方。
目上の人への挨拶の仕方、座る場所の決め方。すぐ思い出せるのはこういう感じ。
これらすべて小学生の時に教わりました。(笑)意味も分からず。
でもなぜか今でもそれが残っているって不思議です。
そしていつも言われたのが「人さまには絶対に迷惑をかけるな」ということ。
その時その時の年齢に合わせたことでもなく、今すぐ使える知識でもなく。
全ては「大人になってから使えること」でした。
その時は何も気にせず聞いていたし、目の前のお寿司を食べることに夢中だったけれど、何気ないタイミングで色々教えてもらってたんだな?と今となっては感慨深い。
何か形あるものを引き継ぐだけでなく、「言葉」を通して引き継ぐことってあるんですよね。
そんな父も近々退職し、自分の余生(本人曰く“残りの時間”)に向けて、
この間は「墓を決めた」と言っていたし、
子供達家族と一緒に「旅行に行きたい」と予定を組んだり。
私達がリフォームを通して、ご縁を頂くお客様たちもご自身の家族やお子さん達に向けた形にとらわれないメッセージを残そうとしているのかもしれないと最近感じます。
子供が継いでくれるかもしれないから・・という思いでリフォームをするお客様。
逆に子供は他所で独立してしまってこの家を継ぐ人はいないから、
自分達の今後のためにリフォームをしようとするお客様。
私達はこうしたお客様の本心の声を伺って、その思いに応えるご提案をしたい・・
と常々考えています。まだまだ足りないこともあるかもしれませんが、
少しでもお役に立ちたいという強い思いでお客様たちにこれからも接していきます。
親から子へ。
引き継ぎたいモノ。
私の仕事では「住まい」を引き継いでもらえるようにお手伝いをしていきます。