こんにちは。
桜が散り始めて少し切ない気持ちになっている菜の花すまい企画の川村智恵美です。
先日、玄関の壁と床の間を収納にする工事をさせて頂いたお客様から出たひとこと。
「白にしなくて良かったわ~」
これは壁の色のことです。
玄関は一部の壁だけ張り替える予定だったので、
「周りの壁の雰囲気に合うもので!」
ということで、サンプルを手配して現場で壁と合わせながら何度も確認。
満場一致で「これがいいね!」と決まったのですが…。
床の間からクローゼット(収納)に変えるもう一つの工事。
この新しい壁部分をどう仕上げるか悩んでいました。
【Before】この床の間の上の壁を壊してクローゼットドアを入れると…
【After】上と左側にちょこっと壁が出るんです…
たいした面積の壁じゃありません。
でも、だからこそ悩むんです。
お客様は「明るくしたいから、白がいいかしら?」と思っていたようなのですが、
この部屋には白が使われていません。
床柱の隣は押入れですが、襖紙はベースがベージュ。
まわりの壁は濃いグリーンの塗り壁。
白を入れると、ここの壁だけ浮いてしまう恐れがあったので、
お客様には玄関と同じクロスをご提案。
【ご提案クロス】触ると布地のような和のクロス
ベースはベージュ。
そこに白とグレーの横ラインが入っているので、和室の雰囲気にも合います。
サンプルだけ見ていると「ちょっと濃いかな?」と思いますが、空間の中に入ると「あれ?思ったよりも白く感じる!」
それも色の効果なんです。
襖よりも白く感じるクロス。空間全体も明るくなりましたね!
小さいサンプルでは濃く見えていても、広い面積に貼ると色が薄く見えます。
そして、周りの色味が濃かったので、クロスの色味が明るく感じるという効果もありました。
出来上がってお客様は
「これがあのクロス!?もう少し暗くなるかと思ったけど、明るくなったし周りにも合ってて良かったわ~」
とりあえず無難に白を選んでおけば…
という考えも、空間よっては合わないことも!
一部分だけ変える場合は、周りの色や雰囲気との調和を大切に。
迷ったときはご相談下さいね^^
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